この記事のポイント
「即金」をうたう表現には注意M&Aは複数の工程を経るため、その場で全額を現金化することはまず起こりません。
対価の受け取りは契約時が中心多くはクロージング(最終契約・引き継ぎ)時に支払われ、分割になる場合もあります。
早めるコツは「工程の前倒し」書類と意思決定を先に整えるほど、各工程にかかる時間を短くできます。
「即金で会社を売る」の実際
会社の売却では、まず買い手を探し、条件を交渉して基本的な合意をつくり、買い手が事業の実態を調べるデューデリジェンスを経て、最終契約に至ります。譲渡の対価は、この最終契約(クロージング)のタイミングで支払われるのが一般的です。
つまり「今日相談して明日入金」といったことは、通常起こりません。「即金保証」「必ず◯日で現金化」といった表現は、この工程を無視したものです。焦って飛びつくと、かえって不利な条件を受け入れてしまうことがあります。
入金までの大まかな流れ
会社によって期間は大きく異なりますが、おおまかには次の順に進みます。対価の受け取りは、多くの場合いちばん最後のクロージングです。
- 1相談・相手探し
- 2交渉・基本合意
- 3デューデリジェンス(買い手による調査)
- 4最終契約・クロージング(対価の受け取り)
- 5引き継ぎ
少しでも早めるためにできること
早く進めたいなら、自分側でできる準備を先に済ませておくことです。決算書などの書類がそろっていれば調査は短くなり、「いくらなら・いつまでに・何を優先するか」を決めておけば交渉も速く進みます。
税務・法務・会計の最終的な判断は専門家によるものです。diletto は相談窓口として地域の専門家をご紹介し、現実的な時間軸を最初にお伝えしたうえで、早期の現金化に向けて何ができるかを一緒に組み立てます。
※ 本記事は一般的な情報提供です。税務・法務・会計の判断は専門家にご確認ください。diletto は M&Aの相談窓口として、ご状況に合った地域の専門家をご紹介します。